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各種展示会への出展情報や香りにまつわるエピソードなどを紹介していきます。
天然アロマで花粉症対策を
2月から4月にかけては、一般的に花粉症のピークと言われています。このところ辛い毎日を送っている方も多いのではないでしょうか。花粉症は戦後初めて報告された新しい病気で、日本では成人の約40%が花粉症ともいわれているほどの国民病です。
戦後大量植林されたスギが伐採されずに残り、開花適齢期を迎えさらに地球温暖化の影響を受け、春のスギ花粉飛散量が増えています。それだけでなく、日本では約60種類の植物が花粉症を引き起こすと報告されており、1年中何かしらの花粉が舞っているともいえます。
もちろん、対策としてはアレルギー専用の鼻炎薬がもっとも効果的でしょうが、花粉症の症状に作用すると考えられる植物成分やそれを含む精油も存在しています。
■花粉症症状に作用すると考えられる成分とそれを含む精油
・カマズレン…カモミール、シナモン、ヤロウなど
・チャビコール…アニス、バジル、フェンネルなど
・ゲラニオール、ネラール…ゼラニウム、ユーカリ、レモン、レモングラスなど
これら成分には、鎮静作用・抗炎症作用・抗アレルギー作用があり、アレルギー症状による諸症状を緩和してくれると考えられています。
また、これらの他にユーカリ、ティーツリ、ペパーミントといった香りも、スッとした香りで鼻のつまりを解消してくれるため、症状緩和に役立つ精油とされているようです。
CSEが取り扱うブレンドオイルにも、上記の精油を含むラインナップがたくさん存在しており、快適な空間演出のために活躍しています。
ゼラニウムラベンダー…女性に好まれる優しく華やかな香り
ユーカリミント…スッと涼し気で爽やかな香り
フローラルオレンジ…ゼラニウムがアクセントとなった柑橘ベースの甘い香り
フローラルブーケ…鎮静作用がより期待できる落ち着いたフローラル調の香り
サニーグラス…新緑を彷彿させるようなレモングラスの心地よい香り
エアリーフラワー…ライムがアクセントの、フローラルブーケよりもキリッとしたフローラル調の香り
ユーカリミントやサニーグラスはイメージ通りですが、フローラル系の香りでもゼラニウムを含むブレンドは効果的なんですね。どのブレンドも季節やタイミングに応じて機能的な役割を果たしていることが分かります。
まだまだ花粉症で辛い思いをしながらお仕事を頑張っている方も多いと思います。これらの精油を利用して、空間のイメージアップだけでなくアレルギー症状を緩和させ、快適な空間づくりにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。